Free寺下遺跡(階上)出土の骨角器類141点、県重宝に指定

県重宝(考古資料)に指定された寺下遺跡出土の腰飾り(青森県教委提供)
県重宝(考古資料)に指定された寺下遺跡出土の腰飾り(青森県教委提供)

青森県教委は24日の定例会で、県文化財の県重宝(考古資料)に、階上町の寺下遺跡から2004年に出土した骨角器類141点の指定を決めた。中でも、シカの角に細かな文様が施された腰飾り(長さ24・1センチ、幅11・8センチ、重さ22・4グラム)は全国的に類例が少なく、県内では唯一の資料で貴重だという。

 県教委文化財保護課によると、04年に林道拡幅工事に伴い町教委が実施した発掘調査で、縄文時代後期(約3千年前)の竪穴住居跡10棟などが見つかった。

 今回指定されたのは、竪穴住居跡の一つにあった晩期(約2500年前)の貝塚から出土した、釣り針やもり、やすのほか、装身具の腕輪や牙製首飾りなど。現在は町民俗資料収集館が所蔵している。

 このほか、県重宝(典籍)には、真言宗醍醐(だいご)派の円覚寺(深浦町)に所蔵される、鎌倉時代から近代の仏教と修験道に関する書物など2135点の指定を決定。弘前藩の宗教政策や、領内の寺院同士のネットワークを推測できる点で貴重な資料という。

 今回の指定で、県文化財は計288件となった。

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