Free「手話言語条例」制定 関係者が議場で祝う/三沢

議事堂で三沢市手話言語条例の制定を喜ぶ関係者
議事堂で三沢市手話言語条例の制定を喜ぶ関係者

三沢ろう協会や青森県ろうあ協会の関係者11人が19日、三沢市役所議事堂を訪れ、同日まで開かれた市議会定例会での市手話言語条例制定を祝い、小桧山吉紀市長や議員らと記念撮影をして喜びを分かち合った。三沢協会の吉田實会長は、感謝の気持ちをにじませながら「とてもうれしい。まずは市民に手話を広めたい」と笑顔を見せた。同条例は4月1日に施行される。

 手話に関する基本的施策を定めて進め、誰もが安心して暮らせる共生社会の実現を目指す条例。市によると、制定は県内10市では10番目。

 市は条例に基づき、手話への理解促進や手話の普及、ろう者の意思疎通を支援する人材を養成・派遣するための施策に取り組む。2021年度は記念講演を開くほか、市民に広報パンフレットを配布する。今後、小学校での手話教室の実施校拡大などについても検討する方針。

 19日は、吉田会長や県協会の中川原輝信副会長らが議事堂の傍聴席で、議事進行を見届けた。条例案が可決されて閉会すると、「拍手」の手話で喜びを表した。

 閉会後の議事堂では、「祝 三沢市手話言語条例成立!」と記された横断幕を掲げて小桧山市長や小比類巻雅彦議長、議員らと並び、全員で「アイラブユー」の手話表現をして写真に納まった。

 小桧山市長は「条例制定を機に、学校などさまざまな場で手話を浸透させたい」と意欲を語り、吉田会長と肘タッチを交わした。

 中川原副会長は、県内全10市で条例が制定されたことを受け、「県民の皆さんには手話を覚えるだけでなく、聞こえない人と会ったときに積極的にコミュニケーションを取ってほしい」と願いを込めた。

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