Free【北奥羽の神社】野辺地八幡宮(野辺地町)

野辺地町の中心部に位置し、八幡さまとして古くから住民の信仰対象となってきた。のへじ祇園まつりの宵宮などでも親しまれ、町民との精神的な結び付きは強い。

 1598(慶長3)年創建と伝えられている。1714(正徳4)年の本殿再建時には、国主の南部信濃守利幹(としもと)公に届け出たとの棟札(むなふだ)が残っている。

 現在の社殿は1992年に改築したものだが、本殿は1714年当時のままだ。1822(文政5)年建立の境内末社金比羅宮本殿と共に、1997年に青森県重宝に指定された。境内にはこのほか、末社天満宮もある。

 港町として栄えた同町において、ハマとの関係も深い。境内には同港で交易していた商人の寄進による海上安全を願う御神燈も残っている。現在は8月中旬ごろに行われている祇園まつりも、元々は同神社の例祭に併せて行われていたという。

 【祭神】応神天皇
 【ご利益】商売繁盛、交通安全、海上安全、学問
 【例祭】9月15日
 【御朱印】あり
 【駐車場】あり
 【住所】野辺地町笹館12
 ※ネット連載

 
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