Free一戸町が国指定重要文化財などに誤課税 計70万1500円返還へ

一戸町が本来は固定資産税が非課税となる国指定の重要文化財や史跡など文化財5件の土地、建物について、誤って課税していたことが26日、分かった。対象者23人に対し、計70万1500円の返還続きを進めている。

 対象となる文化財は国指定重要文化財「旧朴舘(ほおのきだて)家住宅」、国指定史跡「奥州街道」、国指定名勝「男神岩女神岩鳥越山」など。

 今年1月、町税務町民課が町教委から指定文化財の所有者確認について照会を受けた際に判明した。文化財、税務の両担当者の間で、情報共有などの連携不足が原因という。

 町は今月22日付で所有者におわびの文書を発送。2021年度分は非課税措置を、20年度以前の分は、町の返還金支払要綱に基づき、最長11年間さかのぼって還付手続きをしている。

 町税務町民課の平野克己課長は「税務行政への信頼を損ね、おわびする。他の課との連携を図り、再発防止に努める」と陳謝した。

 
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