Free社殿にステンドグラス設置 伊勢ゆかりさん制作/三戸大神宮 

三戸大神宮の社殿に設置されたステンドグラス
三戸大神宮の社殿に設置されたステンドグラス

三戸町の三戸大神宮の社殿に今月、4枚のステンドグラスが設置された。同町出身で八戸市在住のステンドグラス作家伊勢ゆかりさん(57)が手掛けた作品で、青、緑、黄、赤の4色のガラスが伝統ある神社に新たな彩りを添えている。

 同神社は参道にもステンドグラスをあしらった灯籠4基を設置している。山﨑貴行禰宜(52)の発想の元になったのは、30年ほど前に石川県白山市の神社で修行していた際、金沢市の尾山神社で見た神門だ。 山﨑禰宜は当時の印象について、「ステンドグラスが和風建築に使われており、新しい組み合わせの美しさを知った」と振り返る。社殿にステンドグラスを使う例は全国でも珍しいが、「和洋折衷の装飾を取り入れ、町の文化振興にも寄与できれば」との思いで昨年春に制作を依頼した。

 ステンドグラス1枚の大きさは縦44センチ、横68センチ。4枚それぞれの色は「季節や時代の移ろい」を、花のように見える透明な部分は「人の心」を表している。

 伊勢さんは「教会のステンドグラスを作ったことはあるが神社は初めて。日常のあかを清める場所なので、人の魂を表現した」と作品の意図を説明。その上で「透明な部分は少しずつ光の通し方が違う。その光が、見る人の心と共鳴してくれたら」と語った。

 社殿上部の窓に設置された作品を見た山﨑禰宜は、「元からあったようになじんでおり、神々しい雰囲気を感じられる」と満足げ。伊勢さんも「社殿に収まったことで魂が入ったようだ」と目を細めた。

 日中は見学可能。問い合わせは三戸大神宮=電話0179(22)2501=へ。
三戸大神宮の社殿に設置されたステンドグラス

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