Free映画「星屑の町」と久慈市、特別賞受賞/ロケーションジャパン大賞 

授賞式にリモートで参加する遠藤譲一市長(手前)と市観光交流課の職員
授賞式にリモートで参加する遠藤譲一市長(手前)と市観光交流課の職員

地域を盛り上げた作品とロケ地を表彰する第11回ロケーションジャパン大賞が18日発表され、映画「星屑(ほしくず)の町」と久慈市が特別賞「地域の変化部門」を受賞した。地域一体で撮影隊をサポートし、積極的な情報発信で地域をPRしたことなどが評価された。同市は2014年にNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で大賞を受賞している。

 雑誌「ロケーションジャパン」を発行する地域活性プランニング(東京)が主催。19年末~20年秋に公開された映画やドラマとそのロケ地から、一般アンケートでグランプリと準グランプリ、3部門の特別賞を選んだ。

 授賞式は都内で行われ、遠藤譲一市長は市役所からリモート形式で参加。「ロケが行われた山根町は山間部の小さな集落だが、多くの住民が協力し、地元にとっても地域の良さを再認識する機会になった」と喜びを語った。

 会場では、主演を務めたのんさんもビデオメッセージで登場し、「久慈は私にとって第二の故郷で、毎日が楽しい撮影だった。作品を見て、近い将来多くの人が久慈を訪れてほしい」と期待を込めた。

 星屑の町は20年3月に全国公開。久慈市ロケは19年5月に行われ、多くの市民エキストラが参加した。市はロケ地マップを全国で配布したほか、市山根市民センターに小道具や衣装を展示するスペースを開設するなど、作品と地域のファン獲得に努めた。

 グランプリは、震災後に野田村で写真返却のボランティアを続けた、写真家浅田政志さんをモデルとした映画「浅田家!」と、主なロケ地となった津市が受賞した。一部のロケは同村でも行われた。
授賞式にリモートで参加する遠藤譲一市長(手前)と市観光交流課の職員

 
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