Free停電、運休、建物被害…青森県内を暴風雪襲う

暴風で飛ばされた八戸農協の育苗施設の屋根=16日午後5時10分、田子町田子蟹沢
暴風で飛ばされた八戸農協の育苗施設の屋根=16日午後5時10分、田子町田子蟹沢

青森県内は16日、急速に発達した低気圧がオホーツク海上空へ進み、強い冬型の気圧配置となった影響で、大荒れとなった。東通村の小田野沢では2008年の観測開始以来最大となる最大瞬間風速33・5メートルを観測。六ケ所村では4人が重軽傷を負った。停電や交通の乱れなどが相次ぎ、県民生活に大きな影響が出た。

 青森地方気象台によると最大瞬間風速は大間30・9メートル、三戸22・1メートルとそれぞれ2月の観測史上最大を更新。八戸は36・3メートルを観測した。

 一部自治体には高潮警報に伴う避難勧告が発令され、15日から16日にかけて、むつ市で延べ26人、野辺地町で1人が避難した。

 六ケ所村によると、日本原燃構内では、協力会社の作業員4人が強風にあおられ転倒するなどし、1人が左腕骨折の重傷を負った。

 県によると、トタン屋根が飛ばされるなど建物被害は、住家と非住家を合わせて110件。田子町では八戸農協の育苗施設の屋根が飛ばされ、町道を挟んだ住宅を覆った。立ち木や電柱が倒れるなどの被害も確認され、一部で道路の通行止めが発生した。

 東北電力ネットワーク青森支社によると、八戸やむつ、南部、三戸、田子、東北、横浜、大間、東通、風間浦など18市町村で延べ1万1609戸が停電。むつ市によると、大畑庁舎では一時、住民票の発行などができなくなった。

 交通も乱れた。東北新幹線は八戸―新青森間の上下計2本が運休。在来線はJR大湊線で終日、八戸線で上下計14本、青い森鉄道で上下計9本の運転を見合わせた。青森空港では全便、三沢空港は2便が欠航。海の便は、青森―佐井間、青森―脇野沢間をそれぞれ結ぶシィラインと、津軽海峡フェリーの函館―大間間、青函フェリーの青森―函館間が全便欠航した。

 学校関係ではむつ、野辺地、階上の3市町の小中学校が全て休校となった。

 同気象台によると、17日も強い冬型の気圧配置が続く見込み。青い森鉄道は同日、八戸―青森間で上下計12本を区間運休する。