Free「えんぶりの雰囲気感じて」堀井さん(神奈川)が写真編集し動画制作

堀井ヒロさんが撮影し、動画で使用している「八戸えんぶり」の写真(堀井さん提供)
堀井ヒロさんが撮影し、動画で使用している「八戸えんぶり」の写真(堀井さん提供)

神奈川県在住の会社経営者で日本写真作家協会に所属する堀井ヒロさんが、自身で撮影した「八戸えんぶり」の写真を編集した動画「迎春~大地への祈り~」を制作し、ユーチューブで公開している。10日からは八戸市中心街のマチニワにある大型ビジョンでも随時上映される。今年の八戸えんぶりは新型コロナウイルスの影響で中止が決まったが、堀井さんは「動画を見てえんぶりの雰囲気を感じてほしい」と話している。

 堀井さんは約10年前に初めて八戸えんぶりに触れ、子どもからお年寄りまでが参加する光景に感嘆。「えんぶりは約800年も続く行事。そこには世代を超えた地域の絆や祈りがあり、幼い子どもたちも真剣なまなざしで舞っている。地域で子どもを育てていることに感銘を受けた」と語る。

 今回公開した動画は、主に2019、20年に撮影した約120枚の写真で制作。えんぶり組が開幕前夜から長者山に集う場面や、神事の奉納摺ずり、えんぶり行列、中心街での一斉摺り、門付けなど、さまざまなシーンをつないで一つのストーリーのように編集した。BGMは津軽笛奏者の佐藤ぶん太さんが担当している。

 堀井さんは「地域のつながりが全国的に希薄になる中、えんぶりはどのように継承され、歴史を紡いできたのかを描きたかった」と思いを説明。「動画でえんぶりの雰囲気を味わってもらえれば。えんぶりの中止で寂しくなったまちに、少しでもにぎわいと笑顔が戻り、明るい春が訪れることを祈っている」と話した。

 このほか、堀井さんは奉納摺りにスポットを当てた動画「迎春~奉納2020~」も制作した。今後、この作品もマチニワの大型ビジョンで上映される予定。

 ユーチューブでは、堀井さんが開設する「Tabito Hiro」チャンネルで2作品を公開。八戸三社大祭をテーマにした「MATSURIUTA~神への祈り~」の動画もある。