Freeじっと春待つ「寒立馬」/東通

雪の隙間から草をはむ寒立馬=1日午前7時半ごろ、東通村
雪の隙間から草をはむ寒立馬=1日午前7時半ごろ、東通村

青森県内は1日、高気圧に覆われた影響で寒さが緩み、各地で日が差すなど穏やかな天気となった。東通村尻屋では、寒立馬が雪の隙間から草をはんだり、日の光を浴びてくつろいだりする姿が見られた。

 青森地方気象台によると各地の最高気温は、八戸8・1度、三沢6・1度、小田野沢5・7度、十和田5・4度など、3月中旬から下旬並みの暖かさとなった。

 寒立馬は、1~3月の厳冬期、灯台の立つ尻屋崎から少し離れた「アタカ」という放牧地で過ごす。周囲が林で囲まれており、今年は25頭がこの放牧地で春の訪れをじっと待つ。

 村商工観光室の宮本憲明室長は「近づきすぎず、優しく見守ってほしい」と話していた。
雪の隙間から草をはむ寒立馬=1日午前7時半ごろ、東通村

 
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