Free八戸西ナインに“センバツ切符”21世紀枠は県勢初

21世紀枠でのセンバツ出場が決まり、帽子を投げて喜ぶ八戸西ナイン=29日、八戸西高校
21世紀枠でのセンバツ出場が決まり、帽子を投げて喜ぶ八戸西ナイン=29日、八戸西高校

八戸に一足早い“春”届く―。第93回選抜高校野球大会(3月19日から13日間・甲子園)の出場選考委員会が29日、オンライン会議で開かれ、21世紀枠の東北地区候補校となっていた八戸西が選出された。同校は1975年の創部以来、春夏通じて、初の甲子園出場が決定。同枠での選出も青森県勢として初となった。同大会には全国32校が出場する。

 八戸西は昨秋の青森県大会で準優勝し、初出場だった東北大会ではベスト8入りした。例年、同大会の上位2校が選ばれる一般枠は絶望的となっていた一方、高校野球の模範的な姿を実践するチームが選考される21世紀枠の東北地区候補校として昨年12月に推薦され、出場可能性を残していた。29日の選考委員会では地元の特別支援学校との交流など、競技以外の活動が評価されたとみられている。

 この日、八戸市尻内町中根市の同校には、午後3時半すぎに“吉報”が届いた。日本高校野球連盟からの電話を受けた渡辺学校長は「ありがたくお受けいたします」と笑顔で受話器を置くと、硬式野球部員が待機する会議室へ直行。渡辺校長から出場決定報告を受けたナインは、うなずきながら喜びをかみしめていた。

 創部以来の悲願だった“聖地への切符”をつかんだナイン。宮﨑一綺主将は「憧れの舞台でプレーできることがうれしい。甲子園で校歌を歌えるよう、これからも練習に取り組んでいく」と抱負。ナインはユニホームに着替えて野球場に移動した後、一斉に帽子を空に放り上げるなどして、喜びを爆発させていた。