洋野町の種市海浜公園の南端、窓岩の手前の海崖に高さ８メートルほどの氷柱（ひょうちゅう）が、幅２０メートルに渡り巨大なオブジェとなって現れた。

　大寒の２０日は、前日までの厳しい寒さが緩み、気温０度ほど。しかし、これまでの冷え込みで地層からしみ出した水分は氷柱となり、幾重にも重なりそびえ立つ。

　空には青々とプレアデス星団が居座り、体感温度は低い。半月が傾き、月光が差し込むと氷柱が輝き始め、ますますその存在感を増した。なお、これから気温が上がれば氷柱が崩れることもあるので注意しながら観察したい。