Free【大学入学共通テスト】青森県内4480人出願 8会場、トラブルなく

新型コロナウイルス感染予防で前後の座席間隔が取られた試験室で試験開始を待つ受験生=16日、八戸工業大
新型コロナウイルス感染予防で前後の座席間隔が取られた試験室で試験開始を待つ受験生=16日、八戸工業大

青森県内では、八戸工業大や八戸学院大など8会場で試験が行われ、前年度より63人多い4480人が出願した。会場では、新型コロナウイルス感染防止のため、受験生全員にマスクの着用を義務付けたほか、手指の消毒や換気などを徹底。八戸工業大では、例年よりも座席の前後間隔が広く空けられた部屋で、受験生が真剣な表情で試験に臨んだ。県内でも感染拡大が続き、受験生や保護者にとって不安を抱える中で実施されたが、いずれの会場でも大きなトラブルなく1日目の日程を終えた。

 この日は、午前9時半から地理歴史・公民、国語、外国語の順番で実施。外国語で英語を選択した受験生はICプレーヤーでのリスニングも行った。

 八戸工業大では、午前8時半ごろまでに続々と受験生が到着。2カ所に分かれた入り口で手指消毒を済ませ、緊張した面持ちで試験会場へ入った。

 初日の日程を終えた青森県立八戸西高の重文字匠吾さんは、「英語の問題形式が予想外で少し焦ったが、最後まで諦めずに解けた」と充実した表情。同校の音喜多健祐さんは「文系だが数学は得意な方なので、17日も頑張りたい」と気を引き締めていた。

 全国では718人が、コロナ禍の休校などで学習の遅れが認められた現役生対象の第2日程(30、31日)に臨むが、県内では第2日程の志願者はいなかった。
新型コロナウイルス感染予防で前後の座席間隔が取られた試験室で試験開始を待つ受験生=16日、八戸工業大

 
お気に入り登録