Free「悪いわらしはいねえがー」 洋野で「なもみ」

「いい子になります」と泣きながら、なもみと約束する子ども=10日、洋野町の種市海浜公園駐車場
「いい子になります」と泣きながら、なもみと約束する子ども=10日、洋野町の種市海浜公園駐車場

洋野町大野の林郷地区に伝わる伝統行事「なもみ」が10日、同町の種市海浜公園駐車場と道の駅おおの駐車場で行われた。地元の子どもたちが鬼に扮(ふん)した男たちに怖がりながら、1年間いい子でいることを誓った。

 なもみは無病息災や子どもの健やかな成長を願う「なまはげ」に似た伝統行事で、約200年の歴史を誇る。林郷青年会が毎年実施しており、今年は新型コロナウイルス感染防止のため、子どもを抱きかかえることなどはせず、車内で待つ子どもを鬼が歩いて回った。

 この日、種市海浜公園駐車場には、赤鬼、青鬼、白鬼に扮した男3人が登場。「悪いわらしはいねえがー」と声を上げながら、子どもたちを怖がらせた。

 鬼に「お母さんとお父さんの言うこと聞けるか」と尋ねられた上坂絢菜ちゃん(5)は、「言うこと聞きます」と泣きながら答えていた。

 同青年会の西君治会長は「抱っこはできなかったが、子どもたちのリアクションが良くてうれしかった」と話した。