天鐘(1月9日)

橋の手前に立て札があった。「このはしわたるべからず」。周りの人が困り顔なのに、小さなお坊さんは意に介さない。端でなければ問題なし―と真ん中をズンズンと突き進む。当然と言わんばかりに渡りきった▼ご存じ一休さんの頓知話である。江戸時代に刊行され.....
お気に入り登録