Free南部町議の車3台損壊 男に実刑判決/地裁八戸

南部町議の男性が管理する乗用車の窓ガラスを割るなどしたとして、住居侵入と暴力行為法違反(集団的器物損壊)の罪に問われた、八戸市桜ケ丘3丁目、無職男(46)の判決公判が7日、青森地裁八戸支部であり、小川惠輔裁判官は懲役1年(求刑懲役1年6月)の実刑判決を言い渡した。

 判決理由で小川裁判官は「犯行は計画的かつ周到で悪質だ」とし、被害の弁償が全く行われていないことなどから刑事責任は重いとした。共犯者についても曖昧な供述をしていると指摘する一方、「犯行を認め、反省の態度を示していることなどを考慮した」と述べた。暴力団組織を背景とした犯行に関しては「認めるに足りない」として検察側の主張を退けた。

 判決などによると、男は昨年8月17日午前3時10分ごろ、氏名不詳者2人と共謀し、40代の男性町議の自宅敷地内に侵入。駐車中の乗用車3台の窓ガラスを割り、そのうち2台の車内に茶色の塗料のような液体をまき、計約2521万円の損害を与えた。

 判決後の取材に男性町議は、親族への恨みとする犯行動機などに疑問を呈し、「事件はまだ不明な部分が残っている」と訴えた。