Free冬道 スリップ事故に注意 特に早朝の通勤時間、追突多く/青森県内

厳しい寒さが続く青森県内の冬道運転には、路面凍結や積雪といった多くの危険が潜んでいる。県警がまとめた2020年1~3月に県内で発生したスリップ事故は111件。通勤時間と重なる早朝に起きるケースが相次ぎ、追突事故が多発した。県警交通企画課の高橋肇次長は「車の流れが活発になる朝は特に注意が必要。心と時間に余裕を持ってほしい」とドライバーに注意を促している。 

 発生した事故を時間帯別で見ると、午前7~9時が44・1%と大半を占めた。通行目的別では、通勤が29・7%と最も多かった。

 事故の種類は、追突が57・6%で最多。正面衝突18・9%、車両単独事故が6・3%と続いた。追突の原因では、不適切なブレーキ操作がトップの45・3%。速度の出し過ぎが37・5%、相手車両などへの不注視が10・9%と続いた。

 県南地方でも同様の傾向が見られたというが、降雪量が少ない地域では路面に薄い氷の膜が張り、非常に滑りやすい状態になる「ブラックアイスバーン」に特に注意が必要だ。

 県警はスリップ事故を防ぐため、▽夏場に比べて1割以上速度を落とす▽車間距離は路面乾燥時と比べ2倍以上の間隔を確保する▽朝の出勤時間帯はいつもより3分以上早めに出発して心にゆとりも持つ▽急ブレーキや急ハンドルなどはできるだけ控える―を呼び掛けている。

 自動車教習所などを運営するムジコ・クリエイト(弘前市、新戸部洋輔社長)の八戸モータースクールは、雪道安全講習やスリップ事故防止訓練装置(スキッドカー)を活用した講習を実施。雪道運転の際の危険性や対処法を教えている。

 同スクールの担当者は「性能の良い車でも大きくスピンすると何もできない」と指摘。スリップした時の対処方法として、「慌てずにブレーキをしっかりと踏み、車体の滑りを止めることが大事」と助言した。