天鐘(1月1日)

暦をめくって新しい年の空気に触れる。けれども昨年から流れる時間に区切りがあるわけではない。不思議な感覚の中で浮かぶ俳句がある。〈去年(こぞ)今年貫く棒の如(ごと)きもの〉▼高浜虚子の名句だが、テーマが大きく、難解との評価もある。年をまたいで.....
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