Free北奥羽の地名【蛇沼】/どんな由来?

三戸町中心街から県道や町道を通って約8キロ。蛇沼(じゃぬま)地区は田んぼや畑、山々に囲まれ、道路沿いに集落が点在する典型的な農村だ。町通史に収録されている「三戸の伝説と民話」の中で、名前の由来が紹介されている。

 昔、沼のほとりに大蛇が横たわり、道行く人を困らせていた。この地に住む豪族が出掛ける途中、行く手には村人のうわさ通り大蛇が道をふさいでいた。「去れ、去れ」と叫んだが大蛇は動かないので、刀を抜いて頭めがけて切りつけた。

 切られた首は宙を飛び、2キロも離れた森の中に落ちた。後にこの森を蛇森、沼を蛇沼と呼ぶようになったという。

 ※ネット連載

 
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