Free蕪嶋神社に旧社殿の模型を寄贈 村上さん(八戸市)が2年近くかけ制作

蕪嶋神社の旧社殿のミニチュア模型を製作した村上興雄さん(手前)と野澤俊雄宮司
蕪嶋神社の旧社殿のミニチュア模型を製作した村上興雄さん(手前)と野澤俊雄宮司

趣味で有名建築物のミニチュア模型を制作している八戸市河原木の村上興雄さん(80)が、2015年11月の火災で焼失した蕪嶋神社の旧社殿の模型を、約20分の1サイズで作り上げた。2年近くかけて“再現”した作品で、13日に同神社へ寄贈した。

 村上さんは以前、建設会社の現場監督として、八戸大橋など市内の建造物の建設に携わった。定年後にさまざまなミニチュア模型を作るようになり、これまでに同市の小田八幡宮をモデルにした作品も制作した。

 蕪嶋神社の旧社殿は1977年に建築。地域のシンボルだったが焼失し、村上さんも心を痛めていた。市民に親しまれた建物をミニチュア模型で残そうと、木材などを使用して製作に着手。旧社殿の写真を確認しながら、約3カ月がかりで図面に起こした後、1年半以上かけて組み立てた。

 屋根部分は、アルミニウム材を1枚ずつ丁寧に折り曲げて仕上げ、細部にまでこだわって蕪島の象徴であるウミネコも配置した。

 村上さんは16年にも、蕪嶋神社に手作りの「飾りみこし」を贈っている。13日には新社殿を訪れ、野澤俊雄宮司に旧社殿の模型を寄贈。「参拝に来た方に見てもらえればうれしい」と話した。奉納された模型は今後、新社殿内に飾られる。