Free匿名の善意で鮮やかな光 寄贈の電飾使いイルミネーション/野田村

匿名で寄贈された電飾が飾り付けられた牛方像
匿名で寄贈された電飾が飾り付けられた牛方像

野田村の道の駅のだで、恒例のイルミネーションが点灯されている。匿名の個人から毎年寄せられる電飾を使った企画で、6年目を迎えた今年は村青年会など地元有志が、敷地内にある「牛方像」を色とりどりの発光ダイオード(LED)電球で飾った。匿名の善意が鮮やかな光を放ち、住民の心を和ませている。

 電飾が届くようになったのは2015年から。野田まつりが開催される8月下旬ごろ、早朝に村商工会館前に置かれているという。「寝坊で出遅れたサンタ」と名乗る手紙もあり、宛先は同じ建物に入る村観光協会となっている。

 今年は例年より遅い11月15日に現金3万円が届いた。手紙には、電飾を準備できなかったことをわびる内容とともに「さまざまなイベントが中止となったが、子どもたちにせめてイルミネーションは見てほしい」と書かれており、有志は延長コードなど関連設備の購入に充てた。

 イルミネーションは役場前、野田湾を望む高台にある「ほたてんぼうだい」で2年ずつ実施。電飾の数が増えてきたため、昨年から国道45号沿いの道の駅に会場を移した。

 点灯初日となった3日は村青年会、村商工会青年部、野田バイオパワーJPの社員ら十数人が設置作業に当たった。電球の付いたコードをつなげるとかなりの長さとなり、藩政時代に塩を内陸部に運んだ牛、それを引く牛方の像に巻き付けていった。

 村青年会の島川英知会長は「毎年の寄贈は本当に有り難く、自分たちもその気持ちに少しでも応えたいとの思いで企画している。温かい気持ちのこもった光を多くの方に見てほしい」と語った。

 イルミネーションは来年1月中旬まで、毎日午後5時から未明まで点灯する。