Freeエゾハリイカの繁殖に成功 飼育下では国内初/浅虫水族館が展示

孵化したエゾハリイカ=25日、浅虫水族館
孵化したエゾハリイカ=25日、浅虫水族館

青森県営浅虫水族館(青森市)が、エゾハリイカの繁殖個体2匹を展示している。エゾハリイカは飼育例が少なく、同館によると、飼育下で繁殖が成功したのは国内初という。胴長3~4センチの愛らしい姿が来場者を楽しませている。

 エゾハリイカはコウイカ類に属し、県内では八戸沖にも生息。成体の大きさは胴長12センチほどで「スミイカ」という食用の名前でも知られる。

 同館で飼育していた計約100匹から今年2~3月に産み落とされた卵307個のうち、20個が孵化(ふか)。現在は雄と雌1匹ずつが生存し、展示されている。

 生態が詳しく分かっておらず、同館は現在も東京大学大気海洋研究所と共同で研究を進めている。同館飼育展示部の三浦弘毅魚類グループリーダーは「今回の繁殖は生態解明への大きな一歩になった」とし、「来場されるお客さまにも成長を一緒に見守ってほしい」と話した。