Freeコロナ対策と高齢者ケアどう両立 県立保健大でフォーラム

当時の感染者へのケアを紹介する十和田市立中央病院主任看護師の米田幸子さん=17日、青森県立保健大
当時の感染者へのケアを紹介する十和田市立中央病院主任看護師の米田幸子さん=17日、青森県立保健大

青森県立保健大(上泉和子学長)は17日、同大で「地域包括ケア・フォーラム」を開催し、参加者が新型コロナウイルス禍の医療や福祉の現場でどう介護を提供するべきかについて考えた。

 フォーラムは毎年開催されている。今回は、県内の病院や介護施設でクラスター(感染者集団)が発生した事例があることから、感染症対策と高齢者ケアの両立をテーマに取り上げた。医療従事者や福祉関係者ら約120人が参加した。

 今年4月にクラスターが発生した十和田市の高齢者施設から患者を受け入れた同市立中央病院の米田幸子主任看護師が、院内で実際に行ったケアの内容や看護師の葛藤を紹介した。

 何度も病室を訪れることができないため、監視モニターを設置し、患者の様子を確認していたことや、通常の看護が難しくジレンマを抱える職員がいたことなどを報告。「前向きに仕事ができるよう励まし合った。今回のケースを通して自身の体調管理の必要性も改めて感じた」と語った。