Free八戸で「シーガーディアン」公開 離陸など実演/海上保安庁

八戸飛行場を離陸する大型無人航空機「シーガーディアン」=29日午前9時35分ごろ、八戸市
八戸飛行場を離陸する大型無人航空機「シーガーディアン」=29日午前9時35分ごろ、八戸市

海上保安庁は29、30の両日、導入可否を判断するため、八戸飛行場で行っている大型無人航空機「シーガーディアン」(MQ―9B)の実証実験を報道陣に公開した。地上施設から衛星を通じてコントロールし、無人機を離陸させる様子などを実演。15日から始めた実験は順調といい、29日現在でトラブルがないことを強調した。

 無人機は米ジェネラル・アトミクス社製で、全長11・7メートル、幅24・0メートル、重量約5・7トン、航続時間が最大35時間。

 海保によると海洋監視レーダーや可視・赤外線カメラが搭載されており、中でもカメラの望遠性能は「富士山頂から地上の車を捉えられるほど」という。広範囲の海洋監視のほか、行方不明者捜索や巡視船誘導、火山観測などへの活用が期待され、今回の実験では離着陸や操縦、整備方法などの課題を検証する。

 29日は午前9時35分ごろ、無人機が同飛行場を離陸。操縦資格を持つ米国の技術者の操作で、同飛行場を180度旋回して太平洋上に出た後、津軽海峡へ向かった。

 実験は11月7日まで行われ、期間中に計13回、150時間飛行する予定。飛行エリアは、太平洋の三陸沖と小笠原諸島近海、日本海の大和堆(やまとたい)海域、佐渡島沖、能登半島沖で、海保は八戸飛行場への離着陸時以外は洋上を飛行するため、同市の市街地上空を飛ぶことはないとしている。