Free「外出自粛、休業要請の可能性も」 コロナ拡大受け三村知事

検査を受けていない飲食店利用客に相談するよう呼び掛ける三村申吾知事(右)=26日、青森県庁
検査を受けていない飲食店利用客に相談するよう呼び掛ける三村申吾知事(右)=26日、青森県庁

弘前市の飲食店を起点に新型コロナウイルスの感染が拡大している事態を受け、青森県の三村申吾知事は26日、感染源を特定できない爆発的な感染に至った場合、休業要請や外出自粛要請といった措置を取る考えを示した。地域限定の対応もあり得るという。同日の危機対策本部会議で明らかにした。

 弘前市のクラスター(感染者集団)に関連した感染者は9割近くが弘前保健所管内の居住者。検査を受けた人の濃厚接触者は把握できているものの、飲食店利用客のうち約50人は連絡が取れないか、検査に応じていない状況だ。

 三村知事は未検査の利用客に関し、感染が確認され始めた12日から2週間たったことで「健康観察期間を終えたものと考えて差し支えない」と説明した。

 ただ、これまで接触した人に感染させている可能性があるため、「知らない間に感染した『隠れた陽性者』が(市中感染の)感染源になりうる」と危惧。周辺で発症した人がいないかを確認した上で保健所などに相談するよう呼び掛けた。

 「現時点で市中に感染がまん延している状況ではない」との認識を示しつつ、市中での爆発的感染に至った場合は▽休校▽イベント開催自粛▽県境をまたぐ移動の自粛―なども県民に求めるとした。

 一方、11月1日までの同市内のイベントは、開催の可否を検討するよう主催者に要請。県主催のイベントはオンライン以外は1日まで開催せず、県武道館(同市)も休館するとした。