Free“幻の果実”ひそかに人気  

“幻の果実”とも呼ばれるポポー=23日、南部町
“幻の果実”とも呼ばれるポポー=23日、南部町

北米原産のフルーツ「ポポー」が、青森県三八地域の産直施設などで販売され、ひそかに人気を呼んでいる。出回る時期が限られ、収穫から数日しか持たないことから“幻の果実”とも呼ばれ、珍しさから買い物客が足を止めている。

 ポポーは、アケビのような見た目で、黄色の柔らかい果肉は甘く、マンゴーや柿、バナナを思わせる味がする。「森のカスタードクリーム」の異名を持ち、県外では特産化に取り組む地域もある。

 寒さに強く、三八地域でも昔から植えられていたが、商品としては売りにくく、中には放置された木もある。近年、栄養面や美肌効果に注目が集まり、市場や産直、スーパーなどで取り扱うようになった。

 南部町沖田面の産直「ファームヴィレッジなんぶ」にも、今月中旬から入荷している。価格は5、6個入り一パック350円(税抜き)。買い物客らは「昔食べたことがあり懐かしい」「動画サイトで見て興味を持った」などと、購入していた。

 出荷者の家族の女性(91)によると、今ある木は20年前に植えた2本で、熟して落ちた実を集めて出荷しているという。女性宅では、70年ほど前からポポーを育てていると言い、「慣れれば味がいい。一度食べてみて」と話していた。