Free中央公園の蒸気機関車を化粧直し/三沢

奇麗に塗装し直されたD51型蒸気機関車
奇麗に塗装し直されたD51型蒸気機関車

三沢市役所近くの中央公園に展示されているD51型蒸気機関車の塗装や補修の作業がほぼ終了し、きれいになった姿を市民に見せている。市教委生涯学習課によると、同公園で半世紀近く親しまれている機関車の化粧直しは十数年ぶりとみられる。現在はロープで囲われて近づけないが、10月5日の完成検査終了後、一般開放される。
 同課などによると、同公園の機関車は1972年、国鉄創業100年の記念として、三沢ライオンズクラブを通じて寄贈された。同公園は、三沢基地内に住む外国人らには「トレインパーク」として認知されているという。
 2008年ごろからは、市職員が状態に応じて塗り直すなどしてきたが、市は機関車の維持のため、大規模な塗装と補修が必要と判断。20年度一般会計当初予算に、修繕にかかる費用を計上した。
 7月1日以降、機関車の塗装や補修が本格的に行われた。周囲はシートで覆われ、車両本体や建屋、付近にある腕木式信号機がきれいに塗り直されたほか、破損箇所も溶接された。
 今月16日までに、シートや作業用の足場が撤去され、機関車の姿が再び見られるようになった。
 同課の池田修課長補佐は「一般開放後は、立ち入り禁止の場所に入らないなどマナーを守り、機関車を優しく鑑賞してほしい」と呼び掛けている。奇麗に塗装し直されたD51型蒸気機関車

 
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