Freeミュージカルや映像、堂々と披露 八戸東高表現科公演

はつらつとした歌とダンスで魅了したミュージカル「東方Drifter」
はつらつとした歌とダンスで魅了したミュージカル「東方Drifter」

青森県立八戸東高は15日、市公民館で第16回表現科公演を開いた。学科の1~3年がミュージカル、映像作品、オリジナルのダンスを発表。今年春は新型コロナウイルスによる休校があり、準備の時間を十分確保できない中だったが、ステージ上では一人一人が磨き上げたパフォーマンスで存在感を放った。
 表現科は2003年に開設した舞台芸術や映像製作などを学べる全国唯一の学科。公演は例年より約2カ月遅れの開催となった。
 1年はミュージカルナンバー「ONE」に合わせたダンスを披露。2年は「人の成長」をテーマに、バレエやヒップホップなど多彩な身体表現により、誕生、受験や結婚など人生の節目を表現した。
 選択科目で映像表現を学んだ3年は外でのロケができない中、撮影する予定だった脚本を手描きのアニメーションで発表。記憶がおぼろげになっていく老人の物語を繊細なタッチのイラストとナレーションで紡いだ。校内で撮影したユーモアあふれる学科の紹介動画も好評だった。
 舞台芸術を選択した3年はミュージカル「東方Drifter」を上演。アジアの神々たちの世界と人間界を舞台にしたファンタジー作品で、地上の言語をつかさどる楽器が壊れてしまったことから起こる騒動を、歌とダンスでコミカルに描いた。
 公演の実行委員長でミュージカルの演出を手がけ、自身も出演した3年大久保麗雅(れいが)さん(18)は「公演をできるかどうかさえ分からかった時期もあり、不安だったが、今日舞台に立ててたくさんの拍手をもらえてうれしかった」と笑顔を見せた。