Free「功績伝えたい」故川崎富康さん編曲の楽譜を寄贈/十和田マンドリンクラブ

小山田久市長(左)に楽譜を手渡す藤原寿子代表(右)
小山田久市長(左)に楽譜を手渡す藤原寿子代表(右)

十和田市の十和田マンドリンクラブ(藤原寿子代表)は18日、長年クラブの代表を務め、昨年7月に亡くなった川崎富康さんが編曲した計40曲の楽譜を十和田市民図書館に寄贈した。川崎さんはクラブ設立に関わり、指揮者を務め編曲も担当。同クラブメンバーから「先生」と呼ばれていた。藤原代表は「先生の活動の集大成を伝えたい。楽譜を多くの方に活用してもらいたい」と話した。
 寄贈した楽譜は、「マンドリン合奏曲集1・2」の2冊。川崎さんが同クラブのためにアレンジしたクラシックや歌謡曲、民謡など各20曲ずつ収録している。
 同クラブによると、1冊目を作り上げ、2冊目の制作に取りかかっていたが、川崎さんは完成を見ないまま91歳で亡くなった。
 その後クラブのメンバーが、音楽に情熱を注いだ川崎さんの功績を残そうと2冊目を編集。川崎さんの長男・康一さんの支援も受け、一周忌に合わせて2冊目を完成させた。
 この日、十和田市役所で贈呈式が行われ、藤原代表らが訪問。寄贈式の代表者として楽譜を受け取った小山田久市長は、「川崎さんの意思を引き継いで、これからも頑張ってください」と語った。
 楽譜の中にたくさんの思い出があるという藤原代表。「川崎さんの厳しい指導に涙することもあったが、今思えばあれも愛のむちだった」と感慨深そうに振り返った。
 さらに、「メンバーが半世紀近く活動を続けているのは先生のおかげ。今後も仲間を増やし、マンドリンの楽しさを広めたい」と意気込んだ。