Free久慈で化石発掘調査 早大・平山教授ら23日まで

沢沿いの地層で化石を発掘する調査チーム
沢沿いの地層で化石を発掘する調査チーム

早稲田大の平山廉教授らによる恐竜化石の発掘調査が、久慈市小久慈町の久慈琥珀(こはく)博物館近くで行われている。近年は国内初となるティラノサウルス類の歯の化石をはじめとする大きな発見が相次ぎ、地元ではさらなる成果に期待が高まる。市も本年度からチームの滞在費を補助するなど本格的な支援に乗り出した。
 平山教授らによる調査は2012年に始まり、通算18回目。恐竜やカメ類、サメ類など約2千点に上る化石を発掘している。付近では採掘体験に訪れた一般客が、18年にティラノサウルス類を、19年には絶滅したサメの仲間の背びれのとげをそれぞれ発見している。
 今回の調査は17日から23日まで。平山教授と複数の大学の学生ら10~20人が市内に滞在し、採掘体験場付近の沢沿いで、斜面の地層を削りながら化石を探している。既に保存状態の良いカメ類の甲羅などが見つかっているという。
 平山教授は「久慈の地層では、掘れば掘るほど珍しい化石が出てくる。今回も何か出るはずだという確信がある」と語る。
 市は7月、恐竜化石が出た全国の自治体で構成する「にっぽん恐竜協議会」に加入。本年度は関連予算として計386万円を計上し、今回から調査チームの宿泊費の半額を補助している。今後は観光施設にパネル、駅前広場に撮影スポットを整備するなどし、恐竜を活用したまちづくりの機運を高めたい考えだ。