Free映画「犬部!」21年公開 十和田舞台、主演は林遣都さん

映画「犬部!」に出演する林遣都さん(左)、中川大志さん(左から3番目)と出演する犬たち (C)2021「犬部!」製作委員会
映画「犬部!」に出演する林遣都さん(左)、中川大志さん(左から3番目)と出演する犬たち (C)2021「犬部!」製作委員会

十和田市の北里大に実在した動物愛護サークルをモデルにした映画「犬部!」が、2021年に公開予定であることが分かった。内容は、捨てられた動物たちの居場所を作ろうと奔走する人々の物語。俳優の林遣都さんが主演、その友人役を中川大志さんが演じる。監督は日本アカデミー賞で優秀監督賞を受賞した篠原哲雄氏。主演の林さんは「動物を愛し、救おうとしている方々の願いを、一人でも多くの人に届けることが自分の役目だと思っている」とコメントを寄せた。
 04年に同大で結成された「犬部」を取り上げた、片野ゆかさんのノンフィクション書籍が原案。映画は、サークルの設立者をモデルにした主人公が、仲間と動物愛護に奮闘した学生時代と、獣医師になって新たな問題に立ち向かう現代という、二つの時代構成で描かれる。
 犬部を設立する主人公の花井颯太役を、NHKの連続テレビ小説「スカーレット」など話題作に出演している林さん、共に活動する柴崎涼介役を人気若手俳優の中川さんが演じる。ほかのキャストなどは今後、順次発表される予定。
 第41回日本アカデミー賞で優秀監督賞を受賞した「花戦さ」(17年)などで知られる篠原監督は、「犬部は一見特別な部活に見えるかもしれないが、映画は犬猫のかわいらしさはもとより人間のおかしみも描いた群像劇でもある」と作品を紹介。中川さんも「役者として、動物が大好きな一人の人間として、この作品を世の中に届けたい」と意欲を見せている。
 既に篠原監督らが6月に同市を訪れ、小山田久市長に製作を報告した。
 映画はKADOKAWAの配給で、製作委員会形式で作られる。デーリー東北新聞社も協賛する。

林遣都さんコメント

 「犬部!」は実話を基にした命を繋ぐ物語です。自らを犠牲にし、動物たちに幸せな日々が訪れるよう願い闘い続けてきた方々の勇姿、そして溢れんばかりの愛が詰まった作品です。

 撮影時、何度か命を繋ぐ尊い現場に立ち合わせていただきました。小さな命を前に懸命に向き合う獣医師の先生方の姿に心打たれ、胸が熱くなりました。

 動物を愛し、救おうとしている方が沢山います。そういった方々の願いを、一人でも多くの人に届けることが自分の役目だと思っています。是非観ていただけたら嬉しいです。

中川大志さんコメント

 この作品に出会い、人間と動物との歴史、目を背けてはいけない現実、自分の奥底に仕舞っていた感情、いろんなものと向き合いました。

 役者として、動物が大好きな一人の人間として、この作品を世の中に届けたいと思いました。逃げずに、大切に、最後までこの役を生きたいと思います。

篠原哲雄監督コメント

 動物保護活動を学生時代から「犬部」というサークル活動として始め、それぞれの道に進んだ今でも動物たちの幸せを願い、それを阻む人間達へ警鐘を鳴らし続ける獣医達がいる。

 動物を身勝手に無為に処分してしまうのは人間。林遣都と中川大志はそんな理不尽な出来事や制度と戦いながら命に対するお互いの考え方の違いを知り葛藤も続ける。

 犬部は一見特別な部活に見えるかもしれないけど、映画は犬猫の可愛らしさはもとより人間の可笑しみも描いた群像劇でもある。