Free新郷村で成人式、県内唯一の夏開催/大人の第一歩踏み出す

スクリーン越しに同級生と記念写真に納まる新成人
スクリーン越しに同級生と記念写真に納まる新成人

新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの自治体で今夏の成人式が見送られる中、青森県内唯一の夏開催となる「第52回新郷村成人祭」が13日、村都市農村交流センター美郷(みさと)館で開かれた。直接参加がかなわなかった新成人と会場とをオンラインで結ぶ新たな試みも行われ、新成人がそれぞれの場所で思い出を共有しながら、大人としての第一歩を力強く踏み出した。
 会場では、来場者に検温を行った上で、出席者同士の椅子の間隔を離すなど感染対策を徹底。対象者28人のうち、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」で参加した県外在住者1人を含む17人が式に“出席”し、スクリーン越しに記念写真を撮影する新成人の姿も見られた。
 式典では、櫻井雅洋村長が「20歳という年齢は人生の大きな区切り。今後、一緒になって未来の村づくりに取り組んでほしい」とあいさつ。新成人を代表し、成人祭実行委員長の高見旭乙(あきと)さん(19)が「これからも感謝の気持ちを忘れず、社会人としての自覚を持って前向きに歩んでいく」と決意を述べた。
 新成人の小、中学生時代の写真スライドの上映や、岩手県大船渡市で震災復興やまちづくりに携わった経験を持つ、村出身の山崎素子さんによる記念講演も行われた。
 高見さんは式後の取材に、「当初は冬への延期も選択肢にあったが、リモートを活用しながら例年通りの時期に成人祭を開催できて良かった」と話した。