Free全盲の男性に盲導犬テンダーを貸与 県内4頭目/日本自動車販売協会連合会県支部

盲導犬テンダーの貸与式に臨んだ(右から)小野大介支部長、軒光栄さん、根本学センター長
盲導犬テンダーの貸与式に臨んだ(右から)小野大介支部長、軒光栄さん、根本学センター長

盲導犬や補助犬の助成事業に取り組む日本自動車販売協会連合会青森県支部(小野大介支部長)は7月29日、八戸グランドホテルで盲導犬の貸与式を行い、目が不自由な八戸市の軒光栄さんに、生活のパートナーとなる盲導犬テンダー(ラブラドルレトリバー、オス3歳)を引き渡した。
 同連合会は視覚障害者の支援を目的として1990年に「公益信託自販連盲導犬育成基金」を創設し、日本盲導犬協会の盲導犬育成事業を支援している。同事業による貸与数は、これまでに全国で198頭(2020年3月現在)で、青森県内では4頭目となる。
 貸与式では、小野支部長が「テンダーと共に歩むことで行動範囲が広がり、ますます充実した生活を送ってほしい」とあいさつ。
 ショッピングセンターやコンビニのほか、種差海岸や蕪島、奥入瀬渓流をテンダーと一緒に歩いてみたいという軒さんは、「ほぼ全盲となり、一人で歩くことができなくなった。これからは一人と一匹で暮らすことができることがうれしい」と喜んでいた。
 同協会によると、活動中の盲導犬は全国で909頭。そのうち県内では7頭が活躍しているが、八戸市ではテンダーのみと頭数が少ないために、入店拒否など地域の理解が進んでいないのが現状だという。同協会仙台訓練センターの根本学センター長は「育成はもちろんだが、受け入れに対する理解の促進も大切」と話している。