Freeメタンガスで発電、残さは肥料に加工 北東北初の大型バイオガス施設竣工/十和田

バイオガスエネルギーとわだの運転開始を祝う関係者=1日、十和田市
バイオガスエネルギーとわだの運転開始を祝う関係者=1日、十和田市

十和田市の県南環境保全センター(佐藤正樹代表)が、同市相坂下タ川原に整備したバイオガス発電施設「バイオガスエネルギーとわだ(B―GET)」の竣工(しゅんこう)式が1日、現地で開かれた。同社によると、廃棄物を活用した北東北初の大型施設で、関係者が循環型社会の推進に意欲を示した。
 同施設は、事業所から運び込まれる有機汚泥や生ごみなどを発酵させ、発生したメタンガスで発電。東北電力に売電し、企業や家庭に供給する。発酵後の残さは脱水し、同社の堆肥化施設で肥料に加工、農地に還元する仕組み。
 廃棄物の処理量は1日当たり80トン、年間発電量は一般家庭1100世帯分に相当する約525万キロワットを見込む。
 総事業費は22億円で、施設は昨年末に完成。今年4月から廃棄物の受け入れが始まり、この日から発電システムの運用がスタートした。売電は本年度内に始まる。
 事業は同社のグループ会社の県南環境(同市、気田哲雄社長)と運営する。
 竣工式で佐藤社長は「今後も廃棄物をごみではなく、地域資源と捉えて有効活用し、地域に還元する取り組みを進める」と決意を述べた。
 この日は廃棄物の処理施設棟や発酵タンク、発電エリアの見学や、発電開始のセレモニーが行われた。