FreeICT活用の現場紹介 八工大生ら見学/三沢

モーターグレーダーによる敷きならしの作業を見学する学生(右)ら
モーターグレーダーによる敷きならしの作業を見学する学生(右)ら

三沢市の中村建設(中村陽平代表)は21日、同市三沢庭構の国道338号道路改良工事現場で、情報通信技術(ICT)を活用した施工技術の見学会を開いた。八戸工業大の学生ら約40人が参加し、工事現場での測量や設計、施工にICTが活用されている状況を学んだ。
 ICTが実際に活用されている現場を見せて、技術が役立てられている状況と今後の可能性を知ってもらうのが狙い。同大の土木建築工学科4年生や大学院工学研究科社会基盤工学専攻の学生、地元建設会社の社員らが参加した。
 会場では、同社や現場に関わる企業の社員が、操縦する作業員を支援する「マシンコントロール」を活用したモーターグレーダーや、測量に用いる3Dレーザースキャナーなどを学生らに紹介した。
 モーターグレーダーについては、路盤材を敷きならす際に排土板が自動制御されるため、作業員は仕上げ段階では前後進の操作のみで済む―と説明。技術面などで作業員を補助できるため、作業効率の向上につながる点を強調した。
 見学した学生の中村優真さん(22)は、「このような技術については講義で聴いていたが、意外と普及していて驚いた。技術を生かそうと積極的に取り組む企業があるのは、建設業界への就職を希望する側としてうれしい」と述べた。モーターグレーダーによる敷きならしの作業を見学する学生(右)ら

 
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