Freeむつ市「仕送り事業」企画、特産品で出身学生応援 「コロナに負けず頑張れ」

むつ市の特産品を段ボールに入れる親族
むつ市の特産品を段ボールに入れる親族

むつ市は独自の新型コロナウイルス対策として、市外の高等教育機関に在籍する市出身学生に、特産品を送って生活を支援する「むつ市のうまい!仕送り事業」を企画した。15日は1回目の発送に合わせ、同市の下北名産センターで親族による梱包(こんぽう)イベントが行われた。親族たちは特産品に加え、思い思いに好物の品や手紙を入れるなどし、故郷を離れて頑張るわが子や孫を気に懸けた。
 仕送り事業は学生1人に対し、7~11月までの間、5千円相当の特産品を3回発送する。新型コロナの影響を受ける地元の製造業者や農林水産業従事者を支援する狙いもある。
 特産品は常温で長期保存可能な物や、調理が簡単な物を中心に下北物産協会が選択。月1回の発送でラインアップは毎月異なる。14日までに745人の申し込みがあり、今月31日まで受け付けている。
 1回目の発送で用意された特産品は大湊海自カレー、海峡サーモン茶漬け、みそ貝焼きの缶詰、銘菓フライボールなど10品。約10人の親族がそれぞれ段ボールに詰め、子や孫が好物の商品なども一緒に添えた。
 宮城県名取市の高等専門学校に三男が通うという箱石敏さん(60)は、特産品に加え、三男が大好きだという地元業者製造のサバのみそ煮缶を入れた。「コロナで本年度の授業が先月22日に始まったばかり。厳しい状況が続くと思うが頑張ってほしい」と願っていた。
 大向章子さん(70)は、青森市で大学生の孫が暮らしている。「孫は海自カレーが好きなので楽しみにしていると思う」と顔をほころばせ、市の事業について「大変助かるキャンペーン」と感謝していた。