Free5670円で販売「コロナ終息セット」売り上げの一部を町に寄付/肉の博明(田子町)

肉の博明が販売した「コロナ終息祈願セット」。地元産の牛、豚、鶏の肉とたっこにんにく、田子町のパンフレットが入っている(同社提供)
肉の博明が販売した「コロナ終息祈願セット」。地元産の牛、豚、鶏の肉とたっこにんにく、田子町のパンフレットが入っている(同社提供)

田子町の精肉店「肉の博明」(井畑博明社長)は15日、自社オンラインショップで販売した「コロナ終息祈願セット」の売り上げの一部を同町に寄付した。同セットは地元産の牛・豚・鶏の肉とニンニクを5670(コロナゼロ)円で販売。4月中旬の発売後、SNS(会員制交流サイト)で話題となり、新型コロナウイルスで打撃を受ける食肉業界を「食べて応援しよう」と支援の輪が広がった。同社は「集まった多くの善意を町にも届けたい」としている。
 セット販売のきっかけは、同町の新・ご当地グルメ「田子ガーリックステーキごはん」が4月25日~5月10日に提供休止となったこと。同社は町内の提供店に材料の肉を卸しており、使われる予定だった肉の新たな提供方法として同セットを考案した。
 内容は田子牛500グラム、田子豚600グラム、ブランド鶏肉「あべどり」700グラムと、たっこにんにく1個。さらに、「新型コロナが収束したら田子に来て」との思いを込めて町のパンフレットを同封した。価格は通常より2割ほど安く設定したという。
 5月末までの販売期間中に、全国各地から373セットの注文が入った。井畑社長は「多くの人から応援してもらった。善意を町の活性化にも役立ててもらいたい」と願いを込める。
 同日は井畑社長と同社の営業・企画担当、鎌田英興(ひでき)さん(43)が町役場を訪れ、山本晴美町長に寄付金10万5745円を手渡した。山本町長は「さまざまな自粛で店の売り上げに影響が及ぶ中、独自に歩みを進め、町に寄付をしてくれた。町民生活と産業を守るために使わせてもらう」と感謝した。