Free新坂製函(南部)がショールーム新設/木箱の新たな用途開拓に取り組む

新たに開発した組み立て式の木箱スタンドをPRする新坂和博代表=9日、南部町
新たに開発した組み立て式の木箱スタンドをPRする新坂和博代表=9日、南部町

南部町で木製のリンゴ箱を製造する「新坂製函(しんさかせいかん)」(新坂和博代表)が、木箱の新たな用途の開拓に取り組んでいる。南部アカマツなど県産材の美しい木目と高い耐久性に着目し、インテリアや贈答箱としての利用を提案。工場敷地内に新設した事務所兼ショールームのオープンに合わせて新商品を開発し、新たな客層に魅力を発信する考えだ。
 同社は1956年に創業し、リンゴやモモなどの果物を詰める木箱を製造してきた。一方、農家の減少などで木箱の製造業者は廃業が相次ぎ、同社も取引先が減少していた。
 創業者である父の死去に伴い2018年に会社を引き継いだ新坂代表。「現在はプラスチック製の箱が普及しているが、木目や耐久性など昔ながらの木箱の良さを見直してもらいたい」と新たな客層の発掘に着手した。
 8月1日にオープンするショールームでは、本棚や商品陳列箱、まきストーブ用のまき入れなど、さまざまな使い方を実際に展示。また目玉として、木箱を並べて置ける組み立て式スタンドもオープンと同時に発売する。 新坂社長は「木箱は商品の脇役になり、主役をショーアップできる」と説明。箱に会社のロゴなどを印刷できる機材も導入予定で、「受注先の要望を受け、一緒に使い方を考えたい」と意欲を見せる。
 工場、ショールームの所在地は南部町高瀬小沢田9の1。問い合わせは、新坂製函=電話0178(76)1030=へ。