Free奥戸中で最後の合同大運動会 思い出刻みフィナーレ 住民一体で盛り上がる

奥戸小児童からリレーのバトンを受ける奥戸中の生徒
奥戸小児童からリレーのバトンを受ける奥戸中の生徒

生徒数減少に伴い、本年度で閉校する大間町立奥戸中で4日、最後の「奥戸小・中学校合同大運動会」が開かれた。奥戸中の歴史クイズや町民運動会の恒例競技をプログラムとして用意。卒業生に当たる地域住民も多く参加し、一緒にフィナーレを盛り上げた。
 奥戸中は1947年4月、大間中の分校として開校。生徒数のピークは62、63年ごろで260人ほどいたが、その後は減少に転じて本年度は23人に。2021年度から大間中に統合されることが決まっている。
 合同運動会は06年度に始まった。競技は中学生や小学生を対象にした徒競走などのほか、保護者、地元消防団、卒業生、教職員対抗のリレー、地元老人クラブの高齢者による玉入れといった住民参加のプログラムが多いのが特徴だ。
 初めて実施した「奥中ウルトラクイズ」では、卒業生の人数や校歌の歌詞、校舎シンボルの大時計などにまつわる○×問題が出題され、優勝者に豪華賞品としてバナナ一房が贈られると会場から笑いが起こっていた。
 かつて行われていた町民運動会の恒例競技「アポロ打ち上げ」では、各部活動の部員と消防団員が激突。2人1組でスタートし、1人がシーソーで打ち上げたボールを、もう1人がバケツでキャッチする競技で、消防団員がさすがの連携力を見せ付けて1位を取った。
 生徒たちは、地域への感謝の思いを胸に全力プレーを繰り広げた。「新型コロナウイルスで運動会自体がなくなる可能性があった。開催できたことはうれしい」と生徒会長の笹谷優那さん(14)。後輩たちに対し「奥中で学んだことを大間中でも精いっぱい発揮してほしい」とエールを送った。