Free八学短大がリモートで園児と交流/学生、園児らが楽しい時間過ごす

リモートで園児たちと交流する学生(奥)
リモートで園児たちと交流する学生(奥)

八戸学院大短期大学部幼児保育学科は6月30日、八戸市内の幼稚園、保育園の園児との交流会を行った。今回は新型コロナウイルスの感染防止のため、初めてリモート形式での実施を試み、同科の2年生90人と園児たちが画面越しに楽しい時間を過ごした。
 同科の澤井睦美教授と田頭初美非常勤講師は、幼稚園教諭や保育士の資格取得に必須の実習とは別に、体の動かし方などを教える講義の一環で、田頭講師が運営する園の園児らとの交流会を毎年実施。例年は公園などで園児と直接触れ合う機会を設けていたが、今回は新型コロナウイルスの感染防止を考慮し、リモートでの開催を企画した。
 この日は短期大学部の講義室と3園を映像でつないで顔合わせ。学生たちはグループごとに考案した、絵本の朗読やお遊戯を元気に披露した。 園児たちは慣れない形式に最初は戸惑っていたが、次第に学生たちのレクリエーションを理解して満喫。学生の呼び掛けに「はーい」と元気良く応えると、学生も「かわいい」と拍手を送った。
 同科の石橋歩さんは「間近で園児の反応が感じられないもどかしさはあったが、楽しんでくれたようで良かった」と安堵(あんど)の表情。澤井教授は「予想以上にうまくいったと思う。手軽に交流できるので、こういう機会をもっと増やせたら」と手応えを語った。
リモートで園児たちと交流する学生(奥)

 
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