Free原燃で作業事故相次ぐ 1カ月半で6件

六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場など核燃料サイクル施設で作業事故が相次いでいる。日本原燃は2日、青森県や村との安全協定に基づき、本年度6件目となる事故の発生を発表。事故は5月15日から約1カ月半の間に頻発し、既に前年度の7件に迫る勢いだ。原燃は3日、臨時の安全推進協議会を開き、社内や関連会社、協力会社の安全管理者らに対し、事故防止の徹底を指導する。
 原燃によると、1日午前11時ごろ、再処理事業所構内の配管を収納する地下トンネルで、協力会社作業員3人がアルミ製の足場を設置していたところ、足場が外れて60代男性が約1・9メートルの高さから落下。右足かかとと右膝を骨折する全治1カ月半のけがを負った。
 外部電源を各施設に供給する建屋からMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料加工工場へ電源ケーブルを敷設する工事の一環。男性は落下防止の安全器具を装着していたが、誤った位置に設置していた。前日の作業で別のチームが足場を固定していなかったという。
 事故は5月2件、6月3件が発生。今回の事故を含めて計6人が重軽傷を負った。
 原燃は2020年を「現場に軸足が移る年」(増田尚宏社長)と位置付け、人身災害ゼロを掲げる。事故が起きれば作業は中断せざるを得なくなり、両工場で定める完工目標に向け再発防止に取り組む考えだ。