Free十和田湖遊覧船が運航開始 当初より2カ月半遅れ

今季の運航を開始した十和田湖遊覧船=1日
今季の運航を開始した十和田湖遊覧船=1日

新型コロナウイルスの影響で営業を見合わせていた十和田湖遊覧船が1日、当初の予定より約2カ月半遅れで、今季の運航を始めた。初日の利用客はまだ少なく、観光業を取り巻く環境が依然として厳しいことを反映したものの、遊覧船が走りだしたことで、湖畔観光の回復へ向けて一歩前進した。
 当初は4月11日の開始予定だった。今季は新型コロナ対策として乗船人数の制限などを行う。
 営業が始まったのは休屋発着航路で、16日からは休屋―子ノ口航路も開始する。初日は乗船客なしによる欠航も心配されたが、全5便が予定通り出航し、計13人が湖上の景色を楽しんだ。
 静岡県富士市から一人旅で訪れていた自営業鳩羽孝さん(67)は「偶然、運航開始の日で、神秘的な絶景を楽しめて良かった。この機会に国内向けにもっとアピールし、十和田湖の良さを広めるために頑張ってほしい」とエールを送った。
 事業者の十和田観光電鉄の佐藤行洋代表は、取材に「ようやく運航できた。客足が少ない状態は続くだろうが、近隣からの客に利用してもらえる仕掛けを考えていきたい」と話した。
 今季の運航は11月9日まで。休屋発着は一日6便(時期により5便)、休屋―子ノ口は12便(11便)。
 同社によると、19年度(4月~11月)の利用者数は悪天候による欠航の影響で、前年度比1271人減の10万8788人。このうち、インバウンド(訪日外国人旅行)客が約1割の1万942人だった。