Free難関ドローン検定1級合格/上林さん(工大一高)

1級合格証を手に喜びの上林瞭さん
1級合格証を手に喜びの上林瞭さん

ドローン検定協会株式会社(佐賀県鳥栖市)が実施する無人航空従事者試験(ドローン検定)で、八戸工大一高(藤澤重信校長)工業科建築コース3年の上林瞭さん(17)がこのほど、最難関の1級に合格した。同校によると、高校生の1級取得は青森県内で初めてで、上林さんは「地道な勉強が報われた」と喜びを実感している。
 ドローンに関する民間資格は複数あるが、同検定は筆記試験のみで、飛行に関する特性や工学、気象、関係法令などの知識が問われる。
 同校は特設試験会場になっており、同科土木コースを中心に、生徒にも資格取得の一環として受検を推奨してきた。
 上林さんは最新テクノロジーとしてドローンに関心を持ち、3~2級を順調に合格。1級は高校で学ぶ水準よりも高度な内容だったため、公式テキストなどを参考に独学を続け、2度目の挑戦となった2月の試験で見事、難関を突破した。「物理学など、専門外の知識が求められて苦労したが、同級生が合格を喜んでくれてうれしかった」とはにかむ。
 「実はまだ、実際にドローンを操作した経験がない」という上林さん。土木コースのように、授業で操作実習のカリキュラムがないためだ。「進学や就職の際に知識を役立てたい。ドローンが手に入ったら、上空から海辺を撮影してみたいな」と夢を語った。

1級合格証を手に喜びの上林瞭さん

 
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