Free「ブサかわ犬」で人気のわさお、天国に/鯵ケ沢

「ブサかわ犬」として人気を集めたわさお(わさおプロジェクト提供)
「ブサかわ犬」として人気を集めたわさお(わさおプロジェクト提供)

不細工だけどかわいい犬「ブサかわ犬」として全国的な人気を集めた鯵ケ沢町のわさおが8日午後5時54分、多臓器不全のため死んだ。わさおの支援団体「わさおプロジェクト」が9日、明らかにした。推定13歳で、人間の年齢で90代前半にあたる。4月1日から立ち上がれない状態となり、通院と療養を続けていた。
 わさおプロジェクトによると、今月7日に食欲が減退し、排尿が難しくなる様子が見られ、治療を行う中で健康状態が急激に悪化。眠りに落ちるかように息を引き取ったという。
 飼い主の菊谷忠光さん(55)は9日の取材に「とても悔しいが、よく頑張ってくれた。一緒に過ごせて本当に幸せだった」と声を詰まらせた。平田衛町長は「観光への貢献が高く、町の顔だった。『長い間、お疲れさまでした』と声を掛けたい」と悼んだ。
 秋田犬のわさおは2007年の秋、同町の海の駅「わんど」付近で忠光さんの母節子さんに保護された。08年、わさおとして旅ブログで紹介されたことでブレーク。09年に町特別住民に登録され、10年以降は町特別観光大使に。日本ユネスコ協会連盟世界自然遺産特別大使“犬”(ワンバサダー)、JR鯵ケ沢駅観光駅長も務め、写真集や半生をモチーフにした映画が作られる人気ぶりだった。
 17年11月には飼い主だった節子さんが死去。19年5月には嫁のつばきが急死していた。
 わさおプロジェクトは、しのぶ会の開催を検討しており、後日改めて発表するとしている。