Free南部町の給食に「がんばる丼」

特別メニューの給食を頰張る福田小の児童
特別メニューの給食を頰張る福田小の児童

南部町は25日、町立小、中学校の給食で特別メニュー「がんばる丼」を提供した。新型コロナウイルス感染症の影響が広がる中、ボートピアなんぶ(同町)が「子どもたちの元気のために使ってほしい」と町に寄付した100万円を活用。児童、生徒は青森県産牛をふんだんに使った丼を食べ、明るい笑顔を見せた。
 「がんばる丼」は県産牛を使った牛丼にハンバーグ、目玉焼きが載ったメニュー。町学校給食の1食当たりの価格は小学校が255円、中学校が280円だが、今回は3倍の約800円に設定。レタススープ、牛乳、ゼリーを含む1246食を寄付金で賄った。
 同日は工藤祐直町長が福田小の6年1組を訪れ、児童と一緒に給食を味わった。
 杉沢空良(そら)君(11)は「今までの給食で一番おいしい。休校で落ち込んだ時もあったけれど、元気が出てきた」と笑顔。梅内葵唯(あおい)さん(11)は「普段出ないメニューにびっくりしたけれど、とてもおいしかった」と話した。
 メニューの名前や内容を発案した工藤町長は、「いっぱい食べて、新型ウイルスに負けずに頑張ってほしい」と子どもたちにエールを送った。特別メニューの給食を頰張る福田小の児童

 
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