Free「地元のフグ、自宅で味わって」 宅配事業サービス「福宅」展開/八戸日本料理業芽生会

八戸前沖の天然トラフグやフグ料理を手に「福宅」のサービスをPRする関係者=26日、八戸市庁
八戸前沖の天然トラフグやフグ料理を手に「福宅」のサービスをPRする関係者=26日、八戸市庁

青森県内の料理人で組織する「八戸日本料理業芽生会」(野呂裕人会長)は、八戸前沖で水揚げされる天然トラフグの料理を宅配する「福宅(ふくたく)」のサービスを八戸、青森両市内で実施している。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、恒例の「八戸前沖ふぐ福まつり」は通常開催を見送ったが、特別企画として宅配事業に乗り出した。芽生会のメンバーは「地元のおいしいフグを自宅で味わって」とアピールしている。
 ふぐ福まつりは、八戸前沖のフグのブランド化や地産地消を目指し、2014年にスタート。今年も5、6月に開催予定だったが、感染拡大による外出自粛を受け中止し、企画の形を変えて宅配サービスにした。
 今回は7店舗が企画に参加。八戸市内は割烹金剛、割烹銀波、ぼてじゅう、おはな、いとをかし、丹念の6店舗、青森市内は菜のはな。宅配はフグ刺し、てっちり、唐揚げなどのセットが中心で、価格やメニューは店舗によって異なる。八戸市内の配達エリアは原則として南郷地区を除くが、要望や相談があれば各店で柔軟に対応する。
 提供期間は6月下旬ごろまでとし、フグの水揚げ状況で前後する。各店ではフグ料理の店舗提供や出張レストランも実施している。
 26日は福宅の実行委員会のメンバーが八戸市庁で記者会見し、企画内容などを説明した。大久保圭一郎委員長は「例年よりもリーズナブルに天然トラフグを提供している。自宅でおいしいフグ料理を楽しんでもらいたい」とPRした。
 福宅に関する問い合わせや予約は参加各店へ。
八戸前沖の天然トラフグやフグ料理を手に「福宅」のサービスをPRする関係者=26日、八戸市庁

 
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