Free八戸南部氏庭園 春の開園/25日まで

樹齢数百年とされるモミの木などから江戸時代の情緒を感じられる
樹齢数百年とされるモミの木などから江戸時代の情緒を感じられる

八戸市売市4丁目の「八戸南部氏庭園」で22日、春の開園が始まった。訪れた人々が、咲き始めたツツジに目をとめている。江戸時代からの木々や灯籠の美しさも見ものだ。25日まで。
 同庭園は、1847年に、八戸藩が第9代藩主として、南部信順(のぶゆき)公を養子に迎えたのを機に造園。信順公の出身地である薩摩藩の庭師が手掛けたとされる。
 園内には紫や薄紅色のツツジが色鮮やかに咲き始めている。樹齢数百年といわれるモミの木、意匠を凝らした灯籠も見応えがある。時代を超えた庭師の技と、変わらぬ自然の美しさが感じられる。
 散策に訪れた金田幸蔵さん(80)は、「花だけでなく、マツやモミの木も美しい。江戸時代の侍が今にも現れそうだ」と、藩主が見た風景に思いをはせた。
 新型コロナウイルスの感染拡大防止対策のため、例年行っている園内のガイドと、休憩スペースの設置は中止。庭園を管理する市は、マスク着用で来園するよう呼び掛けている。
 入園無料。開園時間は午前10時~午後4時。