Free大間のマグロ漁師が3町村にマスク寄贈

大間町に2万8800枚のマスクを寄贈した藤枝亮一さん(右)と金澤満春町長
大間町に2万8800枚のマスクを寄贈した藤枝亮一さん(右)と金澤満春町長

3億3360万円で競り落とされたクロマグロを漁獲し話題となった大間町の漁師、藤枝亮一さん(65)が12日、町に不織布マスク2万8800枚を寄贈した。町は藤枝さんの意向を受け、児童と生徒全員に30枚入り1箱を配布するほか、福祉施設や医療機関にも配る。
 家族や知り合いが「人思い」と表現するように、情に厚い性格の藤枝さん。今回の寄贈の動機も、「自分の孫も町民もマスクが手に入らなくて困っていたので、何とかしたかった」という。マスクは東京都内の会社社長を通じて購入した。
 藤枝さんは2019年の東京・豊洲市場の初競りで、築地市場時代も通じて最高となる3億3360万円の値を付けたマグロを水揚げし、一躍時の人に。今回のマスク購入費もその収入から出した。
 町役場を訪れた藤枝さんは、マスクが入った16箱の段ボールを金澤満春町長に引き渡した。金澤町長は「マスクが不足している中で大変ありがたい。ぜひ活用させていただきます」と謝意を伝えた。
 藤枝さんは14日、風間浦、佐井両村にも不織布マスクをそれぞれ9千枚ずつ寄付した。大間町に2万8800枚のマスクを寄贈した藤枝亮一さん(右)と金澤満春町長

 
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