Free水揚げ金額 過去10年で最低/八戸港4月 

八戸市水産事務所が13日発表した4月の八戸港の水揚げ統計によると、数量は774トン(前年同月比9%増)、金額は1億1022万円(54%減)だった。金額は過去10年で最低に沈み、同事務所は「新型コロナウイルスの影響が少なからずあるようだ」と分析している。
 新型コロナを巡っては、感染防止の観点から外食を控える動きが全国的に浸透。同事務所や市内の仲買人らによると、飲食店の休業に伴う需要減から、高級魚を中心に安値が続いているという。
 魚種別ではマダラが124トン、2156万円で、1キロ当たりの単価は173円と昨年より81円も落ちた。背景について同事務所は「新型コロナと豊漁の二つが重なった」と述べた。
 練り物の原料となるスケソウダラは493トン、2822万円で、1キロ当たりの単価は57円と昨年より55円安い。新型コロナの影響で輸出が滞り、値段が下落したとみられる。
 同月から約30年ぶりに沿岸商業捕鯨が再開し、八戸でも販売がスタート。鯨肉はミンククジラとツチクジラで計636キロ、93万円だった。
 漁業種別で見ると、底引き網船はしけのため出漁回数が限られたものの、数量は722トンと前年同期を20%ほど上回った。一方、金額は8495万円と54%減にとどまった。
 1月からの累計は3253トン(1%増)、14億7951万円(4%増)となった。