Free【新型コロナ】「景色最高だったのに」常連客や市民、閉館惜しむ声続々

太平洋を望むラウンジで名物「匠のコーヒー」を味わう利用客=11日、八戸市鮫町の八戸シーガルビューホテル
太平洋を望むラウンジで名物「匠のコーヒー」を味わう利用客=11日、八戸市鮫町の八戸シーガルビューホテル

八戸市鮫町の「八戸シーガルビューホテル花と月の渚」が14日で営業を終了することを受け、閉館を惜しむ常連客や市民が11日、ホテルを訪れ、レストランやラウンジ、大浴場などを利用した。「まさか閉めるなんて…」「景色が最高のホテルだったのに」。新型コロナウイルス感染拡大の影響による閉館に惜別の感情を抱きつつ、これまでの記憶を呼び起こしながら、思い思いの時を過ごした。
 三陸復興国立公園の種差海岸エリアにある同ホテルは、太平洋を望む風景がアピールポイント。週2、3回、大浴場などを利用するという同市江陽の50代の自営業女性は「景色が良く、家族でいつも来ていたので本当に驚いた。閉館までにまた来ます」と話した。
 同市城下3丁目の男性(68)は「ここに来れば大浴場とラウンジの利用がワンセット。知人の結婚披露宴でもお世話になり、地元の拠点のようなホテルだった」と思い出を振り返った。
 レストランでランチを楽しんだ後、ラウンジで名物「匠のコーヒー」を味わった同市の滝澤雅江さんは「海が見えて、ロケーションが素晴らしいホテルだと思う」と語り、友人の中野章子さんは「遠方から知人が来ると、このホテルを紹介していた。新型コロナウイルスの影響とはいえ、本当に名残惜しい」と残念がった。
 閉館の報道後、施設利用に関する問い合わせが増えているという。運営会社「海の樹開発」(同市)の河原木督悦社長は「多くの方に利用していただき、特に地元・鮫町の皆さんには大変お世話になった。感謝申し上げる」と語った。
 同ホテルの営業は14日午後8時で終了。体育館やテニスコート、多目的グラウンドの貸し出しも同日で終え、今後の利活用は所有者の市が検討する方針だ。
太平洋を望むラウンジで名物「匠のコーヒー」を味わう利用客=11日、八戸市鮫町の八戸シーガルビューホテル

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