Free住みたい町へ提言 東北メディカル学院受講生、試験の解答として五戸町長に報告

若宮佳一町長(左)に住みたい町づくりに向けた提案をする堀切川奨さん(右)と下田彩未さん
若宮佳一町長(左)に住みたい町づくりに向けた提案をする堀切川奨さん(右)と下田彩未さん

本年度の後期授業で初めて、五戸町長や町職員らを講師に法学の授業を実施した同町の東北メディカル学院(水野大学院長)は18日、受講生が授業を通して考えた、住みたい町について考えた報告書を、若宮佳一町長に提出した。報告書では、自然や公園施設などが町の魅力に挙げられる一方で、交通の便や道路状態の改善などが提言されている。
 授業は1年生48人が対象。これまでも法学の授業はあったが、より生活に密着し、地域社会に根差した法律や条令を学ぼうと、初めて町職員を講師に迎えた。
 また、町外出身の学生が多いため、学生生活の4年間を過ごす町について知り、まちづくりに参画する機運につなげる狙いもある。
 授業は計15こまで、自治や選挙、広域連携、水道事業、町税など、多岐にわたるテーマを取り上げた。最後の授業は期末試験を行い、問いの一つに「卒業後に町に住みたくなるとしたら、そのポイントは何か。より魅力ある町にするための提案は」という項目を設定し、自由記述とした。
 町への報告書は試験の解答をまとめたもの。この日は生徒を代表し、堀切川奨(しょう)さん(19)=三沢市在住=と下田彩未(あみ)さん(19)=六戸町在住=が町役場を訪れ、若宮町長に提出した。
 2人は自身の解答を紹介し、共に道路改修の必要性を指摘。これに加え、堀切川さんは「図書館をよく利用するが、館内にフードコートを設けて1日中過ごせるようにしてほしい」、下田さんは「集中して勉強できる環境が整っており、住民は親切で温かい」と、それぞれ内容を披露した。
 同席した同学院の植嶋平治専務理事は「全員の解答から、人が優しい印象はあるようだ。ショッピングモールというよりも、みんなが集まる場所を求めている傾向がある」と分析した。
 若宮町長は、道路改修の必要性に理解を示した上で、「学院の生徒は五戸の学生。積極的に協力していくので、今後も要望を伝えてほしい」と話していた。